Moa Anbessa Archives

DJの中でも、U-ROYぐらいに、とても有名ですね、、も、もちろんレゲエを聞かない人は、
全くの変人扱いだと思うけど，（笑）

この名前です、、名前が、かなりすっとぼけていますね，，（笑）
ドクターアリマンタド

本名はウィンストン・トンプソンといいます。

70年代初めからDeeJayとしての活動を開始します、
まだ無名な頃の彼は、本名はウィンストントンプソン
他に、プリンスウィンストン、プリンスクール、ウィンストンクール、ユースウィンストンなどなど、
一体彼は、誰なんだ？ってなカンジ（笑）

ティパートーンサウンドシステムが、力をつけていた頃の、看板DJでもあった、
その頃は、インディペンデントプロデューサーの元で、２．３曲レコーディング経験があるだけの、
若造でした、

リーペリーはティパートーンのダンスで、アリマンタドを見かけ、声をかけたのである、
運命的な出会いですね、、
そして、アリマンタドもペリーのアップセッターサウンドシステムのダンスに繰り出して行き、
関係が続いていくのである、

彼は、まだ最初期は、全く売れなかったが、奇才、リーペリーとの出会いで、彼の恵まれた、才能が、
徐々に、開花していきます、
そこで彼は自己変革して、それでペリー先生が名付け親になり、
「Dr.Alimantado」を名乗ります。

「Alimantado」は「栄養、食物」を意味する言葉。

彼は自分でレーベルを始め、

そのレーベルの名前も「Vital Food」や「Ital Food」と、
どうも「栄養」「食べ物」に関係するものが多いですね。

この自身のレーベルからは73年から76年にかけて、
プロデューサーにリー・ペリーやパット・ケリーを迎え、
キング・タビーのダブワイズを施したりしながらシングルをリリースしていきます。

何ぶん自分のレーベルからのリリースですから、
かなりコアな世界ですが、この時期のアリマンタドの曲はどれも質が高い。

元曲をいいところから選んでくる訳です。

ホレス・アンディの「Ain't No Sunshine」だったり
「Man Next Door」だったり、
ジャッキー・エドワーズの「Ali Baba」だったり。

リー・ペリーもキング・タビーも、
もっとも腕が冴えていた70年代中期のダブワイズルーツリディムを
上手く使っているのです。

いい曲選んでくるだけではダメですが、
アリマンタドはそこに例の豪快でルーディーで、
ウィットに富んだトースティングを絡ませていくのに成功しました。

ラスタメッセージやジャーを讃える内容も多く、
基本的には実はコンシャスなDJなのですが、
日常に根差したどこかお茶目なストーリーテラ－的要素は、
DeeJayとしてもかなり個性的です。

しかし、これらのシングルも、
このままではきっとジャマイカ国内だけで一時的に人気を博すだけだったでしょう。

ドクター・アリマンタドなんて誰も知らない存在になっていたかもしれません。